住宅ローンに関する用語「スコアリング方式」

スコアリング方式とは
審査の簡略化と迅速化の為に、融資申込み者の属性や条件などの項目を点数化して信用度を格付けする事が大きな目的の一つです。 勤務形態や年収、年齢、家族構成、信用情報などの顧客属性を「点数化」する事で、与信判定を行う審査方法です。

機械的処理では正確な審査は無理?

国交省が全国の金融機関を対象に前年の9月から10月にかけて行った 「平成22年度民間住宅ローンの実態に関する調査報告書」 ではスコアリング方式を中心に審査を行っている金融機関はわずかに2割弱という結果になっています。 (平成22年度実績)

つまり、機械的に処理では住宅ローンの様な額が大きく、 返済期間が長期に渡るローンの審査を正確に行う事は難しいと認識している事が伺えます。 全体的には、個人の状況をケースバイケースで対応している可能性が高いと言えそうです。

※当サイト関連ページ 「 審査についての基本知識

迅速な審査結果を要求される金融業界と住宅ローンは別物

キャッシングの審査基準とは (外部リンク)にある通り、 規模の大きい消費者金融などでは過去の申込み者の膨大な顧客データを利用して属性モデルによる審査を実施している事が多いです。 一方で、規模の小さい消費者金融やクレジットカード会社はスコアリング方式を採用する事が多い傾向にあります。

しかし、住宅ローンの審査の際には前述した通りスコアリング方式中心で審査を行っている金融機関が少数派になります。 金融機関によってはローンの貸付残高を増加させたいなどの思惑もある事が普通ですし、 特に住宅ローンに関しては柔軟に対応してくれる可能性が高いと言えます。

個人的な経験談

過去に住宅購入時に遭遇した体験談ですが、転職したばかりでなかなか住宅ローンの審査が通らなかった経験があります。 結局、親に保証人になってもらい不動産業者の口利きもあり何とか審査はクリアしましたが、 今考えれば転職2年目でローンの審査が通った事は周囲の人の協力が大きかったと思います。

住宅の購入はタイミングと素敵な出会いなどの要素も大きい為に、難しい側面もあります。 「このチャンスを逃すと・・・」や「ちょっと返済がきつい価格かも」などの間で揺れ動く事も多いです。 しかし、一番の目的は新しい住居で家族皆が快適に暮らせる事です。その原則を忘れないように行動したいです。

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