住宅ローンの審査に対して不安に思う事を整理する為の基本事項などを記載させて頂いております。

審査に対する漠然とした不安を具体的なモノにする

審査が通らない可能性になる項目を整理してみましょう。 その上で努力して改善できる項目や選択肢を変化させる事で対応できる項目などが見えてくるはずです。

漠然とした不安を抱えて悩むよりも、 自分自身の状況を具体的に把握して客観的な判断を出来る状態にする事で見えてくる解決策などもあります。 基本的な事から具体的な考え方まで色々と記載させて頂いていますので参考にしてみて下さい。

スポンサードリンク


住宅ローンの「 仮審査 」と「 本審査 」

仮審査や本審査などがありますが、基本的に審査で見ているのは申込者の返済能力担保評価の二点である事を理解したいです。

申込者の返済能力に関して

収入の状況 勤め先の会社に関することや家族構成などが判断材料の一つです。 世帯主が勤める会社の規模が大きくなればなる程、一般的には与信が大きくなる傾向があります。

基本的に収入が多いという事は返済能力が高いという考え方は間違いではありませんが、 それだけでは審査に通らない場合もあります。

他にも返済能力に関連した部分で健康状態の項目も再確認したいです。 「健康的であること」という部分は将来にわたってローンの返済を確実に実行できるかどうかという部分では重要視されます。 フラット35などを除いて団体信用生命保険に加入できない状況は融資不可となるので注意する点です。

ここで解説させて頂く事のほとんどは、多くの方がすでにご存知の可能性が高いですが、 次の項目で気になるものがあれば参考にしてみて下さい。

年収の額や勤続年数
勤め先や年収と審査の関係に関しては当サイト別ページで紹介させて頂いていますが、 年収や勤続年数などに関する項目は金融機関によってもかなりの基準のばらつきが存在します。

さらに、年収は借入する金額でOKの基準が違ってきますし、 収入が安定的であるかどうかの部分にもかかわる項目ですので明確に「 ●●●万円以上でこれだけの借入が可能 」という事は言えません。

一方で勤続年数に関しては約46%の金融機関が「1年以上」という最低限の基準を設けています。 さらに「2年以上」にしている金融機関の割合は約15%、「3年以上」としている割合は約38%となっています。※1

つまり、年収に関しては借入額の大きさが間違っていない限り審査が通らない要因になりにくい。 勤続年数に関しては「3年以上」あれば望ましいという事が言えそうです。

※1 (n=1232 いずれも国交省の資料である
「平成22年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書より引用」)

個人信用情報関連や他の借入に関して
消費者金融から借りている、 あるいは直近まで利用した事があるという時点でNGになる基準を設けている金融機関も存在します。 他にもカードローン、ショッピングローン、マイカーローンなどの借入残高は返済能力を審査される上で参考にされる項目です。

事故情報・返済履歴過去の債務整理・自己破産などはケースバイケースになる事も多く、 経過年数経や個人情報の記録などによっても結果は違ってきます。

上記のケースに関しては経験豊富で専門的な方との相談にて判断する事が望ましいでしょう。 ただ、現在借入中の他の返済に関して遅延などがあれば審査に大きなマイナスになる事があるという事は再確認したいです。

【当サイト関連ページ】 審査が通らない人とは?


担保評価に関して

金融機関が設定する評価額が低ければ減額となり希望の融資額が通らない事があります。 これは自己判断で土地の評価を過大評価してしまう事が要因です。

つまり、購入価格がイコール実際の評価ではない事もあるという点には注意したいです。 融資額の減額や審査が通らない要因になる項目です。

最終的に、希望借入金額が担保金額とかけ離れていれば審査が通らない要因になり得ます。 他にも物件の建築基準法違反の有無や築年数、立地条件なども審査の対象になる事もあります。

こういった事柄に関しては、 当サイト別ページ「審査時の意外な注意点」でも解説させて頂いております。 希望借入金額と担保金額は返済能力と並んで審査の重要項目の一つです。 いずれの場合でも、選択肢を広くする為に頭金などの資金は可能な限りあった方が断然有利である事は事実です。

一つではない住宅ローンの審査項目

当たり前の話ですがこれまでご覧頂いただけでも色々と審査項目が存在する事が確認できたかと思います。 さらにそれぞれの項目がお互いに相関しあう事で総合的な判断がされる事が多いです。

それ故に、例えば「消費者金融から借入がある」=「審査NG」という事にはならない事もあります。 この場合は年収が多かったり、年収に対して借入総額が少なかったりすると審査が問題なく通る事もあり得ます。

審査の仕方は金融機関、保証機関によって異なりますので、 他の金融機関や保証機関がどのように審査をしているか、 どのような審査基準を決めているかというのは現実的にははっきりしない部分が多いです。 その点を理解してご自身の状況を再確認してローンの申込みを比較・検討したいです。

スポンサードリンク

このページのトップへ