審査時の意外な注意点画像1 審査時の意外な注意点画像1 見落としていませんか?住宅ローンの審査に関しての意外な対象項目。実はこんな点も要注意という事があるのです。 「どこに申込みをしても審査に通らない」という状況になる前に確認したい点を解説させて頂いています。

勤め先や年収と審査

年収・業種・雇用形態・雇用先の規模・勤続年数などの項目と審査の関係については別ページで解説させて頂いております。

勤め先や年収と審査の関係をご参照下さい。

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審査で重要な個人信用情報と物件の担保価値

意外な項目を再確認して審査に備える

考えてみれば当たり前の話で恐縮ですが、次に記載させて頂く項目は重要にもかかわらず、 意外と確認できていない方も多いです。

個人信用情報や事故情報に関しては大丈夫ですか?
個人の信用情報は信用情報機関が取り扱います。 情報機関では、クレジットカードや消費者金融などの金銭取引履歴やカードの申込み件数などを記録しています。

もちろん事故情報(支払の延滞や返済の遅延など)はしっかりと記録されています。 クレジットカードの引き落とし日に銀行預金残高が足りない、自動車ローンの遅延など、 身近に起こりえるケースも含まれますので特に注意したいです。

物件の担保
自分自身が土地の評価を過大評価しても金融機関が設定する評価額が低ければ減額となります。 つまり、購入価格が高くても、それが実際の評価ではなく、期待以上ではないという事もあり得ます。

その場合は、希望借入金額が担保金額とかけ離れていれば審査が通らないという事になる可能性もあります。

他には、物件の建築基準法違反の有無や築年数なども関係しています。 特に、昭和初期からバブル期までに建築された建物には、 既存の基準では不適格となっている物件も存在します。 中古マンションなどにおいては、建築されてからの年数も審査対象になる事もあります。

※ここでは申込者本人の属性(年収・業種・雇用形態・雇用先の規模・勤続年数などの項目)に関しては省いて解説させて頂きます。 申込者の属性関連はこちらをご参照下さい。
勤め先や年収と審査の関係


住宅ローンを申込む際に注意したい基本事項


現在の借入金額 現在返済中のほかのローンやクレジットカードのキャッシング枠、リボ払い枠、カードローンの枠も審査の対象になっています。現在の状況はもちろん、過去の返済状況なども詳しく審査されます。

クレジットカードやキャッシングなどの借入可能額も借入などに加味される可能性が高いです。不要なカード類は解約するなどして整理しておくに越した事はないでしょう。
健康に関する事 「団体信用生命保険に加入できること」は住宅ローンを申込む際に重要な項目です。健康状態を理由に返済が滞る可能性を抑えたいという事です。一部の民間金融機関とフラット35では、団体信用生命保険への加入が任意となっていますが、万が一の場合がありますので残された家族の事を考えて判断したいです。
購入物件の価値 新築の建売や注文物件ならば建物価格は取得時が最も高くなります。故に中古物件などよりも担保としての価値は高くなります。土地の場合は、公示地価、基準地価格、路線価などを基準として修正などを加えて評価する場合が多いです。

希望借入金額が担保金額とかけ離れていれば審査が通らない、もしくは融資額の減額という事になる可能性もあります。選択肢を広くする為に頭金などの資金は可能な限りあった方が有利です。

すでに個人の努力ではどうにもならない状況

金銭的な面でルーズな方は住宅ローンの審査では大きなマイナスです。 お金の管理がしっかりと出来ている人は支出や支払いなどの面でもいい加減な事はしないです。

一方で健康面の問題や申込者の属性などの問題でどうにもならない事が存在する事も事実です。 その場合、金融機関の審査の傾向を分析して、自分に有利な項目を重要視している、 あるいは自分に不利な項目はあまりこだわらない、という所に融資を申込むと審査に通る確立は少しでも高くなるでしょう。

個人の努力ではどうにもならない属性の一つが申込者の勤続年数です。 ただし、最近では終身雇用の傾向が薄らいでいる事を加味している部分も多いです。

勤続年数を審査項目にする割合 「平成22年度民間住宅ローンの実態に関する調査報告書」によると、「勤続年数」に関しては、 アンケートに協力した1232の金融機関の内、88.4%が審査の対象としている状況です。

一方で勤続年数は「一年以上」を条件とする金融機関の数が504になる事にも注目したいです。これは全体の約46%です。

つまり、申込者の属性などの問題でどうにもならない事が存在してもあきらめずに、 住宅ローンを取り扱う金融機関を検討してみて最終的な判断を行い必要があると言えます。

最低限の項目は確認しておく事がベスト

多くの人が住宅ローンの申込みで最も気に掛ける事は、『 返済面での計画 』と『 融資を受けられる金額 』です。 次に金利などの条件面です。もちろん本審査が無事に通るかどうかを心配する方も多いです。

金融機関が最低限クリアする事を前提とした条件を満たしていない場合は、 上記の心配をする以前に審査が通らない状況になります。

最低限、当ページで記載させて頂いた項目ぐらいは申込み前に確認して、審査に臨みたいです。

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